6月号

広島

 

 

 

アジサイの花がようやくつぼみを開き、色づき始めました。この花の清楚な感じがわたしは好きなのですが、梅雨という季節と一体となって頭に浮かんでくるのがなんとなくいやな感じになってしまいます。いやなのは、雨が続くことで花のせいではないのですが・・・。

 

先日厳戒態勢の中でサミットが伊勢志摩で開催され、無事に終えることが出来たようで、関係者の皆さんのご苦労を思うとホッとしました。主要7カ国が集って、世界の話をするなんて、なんだか違和感がありますが、とにかく無事に終わってよかったです。

 

そのあと、アメリカ大統領オバマさんが、アメリカ大統領として初めて、広島を訪問されたのは、本当に意義深いものだと思いました。当日のニュースをあちらこちらとチャンネルを合わせてみました。どのニュースも一応に好意的に伝えていました。わたしも、以前から核軍縮に積極的な発言のあった、オバマさんだからこそ実現したと思っていました。他の、それも共和党出身の方なら、実現しなかったと思っています。

 

原爆を初めて実戦で使ったアメリカは、多くの方がなぜ使ったのかを正当化する理由として、原爆を使うことで早期に終戦へと導き、戦争での犠牲者を極力抑えることが出来たといいます。もし使わずに、沖縄以外の地でも地上戦が繰り返されたら、日米双方に相当な数の犠牲者が出たという理由です。

 

どのニュースでも異口同音に原爆使用の正当化を口にしていましたが、あるニュースでは、教育現場の取り組みが紹介され、教科書の小さな記述に終わるのでなく、原爆のビデオを子ども達に見せることで、本当に悲惨な状況を知らせ、子ども自身の意見をもたせるようにしていました。現在の世論調査では、若者は半数近くが使うべきでなかったという意見をもってくれているようです。

 

核兵器が次の世代に引き継がれていくことのないように、世界中の核保有国が、真剣に、放棄へ向けた話し合いを始めて欲しいものです。

 

 

7月号

あぁ、バングラデシュ1

 

 

 

 今年も6月12日から1週間ほどの予定で、バングラデシュへ行ってまいりました。これをなかなか書き始めなかったもので、世界中を驚かせる重大事件が起こってしまって、大変驚いています。武装した者が、レストランで食事中の外国人を襲い、日本人を含めて20名の犠牲者と多くの負傷者を出した、テロ行為に憤りと恐怖を感じています。恐怖というのは、ほんの2週間前にはその現場近くにいましたので、あの犠牲者は自分だったかもしれないという恐ろしさです。

 

バングラデシュを訪問するようになって、もう9年になります。毎年里帰りのように、同じ地域の農村部で過ごし、地域の子どもたちやそのお母さん達と交流し、少しでもお役にたてるようにと、支援を続けてきました。現地のスタッフはもちろん、近くの商店や、ホームステイ先等友情の輪が広がっていました。大きなかばんにたくさんのおもちゃや、文具、古着を詰めてやって来、帰りはその空いたスペースに、お母さん達が手作りした、ノクシカタ(伝統刺繍)の商品や記念品を買って帰り、多くの皆さんに買っていただき、それをまた資金に購入するという、少しでもフェアトレードの真似事みたいになればと頑張って来ました。

 

訪問には、今まで数多くの保育士も同行し、スタディーツアーとしての重要な性格もありました。現地で体験したこと、感じたことは、先生達の人生観・世界観を新たにさせるものだったと感じています。ともにバングラに行った先生達も今回の事件には大変驚いていると思います。そして、いつもわたしたちのことをお世話してくれていた、シャイで親切な彼らは、今どんな思いでおられるんだろうと心配しています。

今回は、今まで支援していました団体が、活動を縮小したため、新しい支援先との共通理解と、実際の現地の様子を知るために訪問しました。今までの地域と違い、首都ダッカから船で一晩かけて、メグナ川を南に降りていかねばならない地域です。ボリシャル、クルナという、海に近い、洪水の被害に遭いやすい地域です。ですから北部に比べより支援を必要としている人々が多いところと、事前の話で聞いていました。