4月号

 

新しいスタート

 

 雨の入園進級式になってしまいました。園の早咲きの桜は、すっかり散ってしまい。葉桜です。団地のソメイヨシノは今が盛りと、本当にきれいです。園庭のちゅうりっぷは、いろいろな色や花びら、形を、誇らしげに風に揺れています。

 

今年も元気な新入園児さんをお迎え出来、本当に感謝申し上げます。新しい生活が、親子ともども始まりましたが、無理をせずに互いのペースでならし保育を進めていただけたらと思います。

 

宇治市は3年連続待機児ゼロで41日を迎えられたようです。全国では、センセーションな出来事が起こりました。「保育所落ちた、日本死ね。」のSNS投稿が、様々に拡散し、政府も新たな提案や取り組みを考え始めたようです。

 

保育所を増設しても、そこで働く保育士を確保できなければ、質の高い安全な保育の実施は難しいと言わざるを得ません。保育士確保のために、低く抑えられている処遇をあげていこうとしていただけることは、本当にうれしいです。

 

せっかく保育士になられても、その責任の重さと、厳しい労働環境から、方向転換をしていく先生達を幾人も見てきたからです。もう少し給与を出せれば、頑張ってもらえたかもしれない、休みも必要に応じて、計画的に取得できる体制づくりが、出来たかも知れないと思いました。

 

まだ本当の実現はこれからですが、広く社会が保育園で働く人たちのことに関心を向けていただけたことは大変ありがたいです。

 

これからも、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

 

5月号

 

 

熊本地震

 

 

今年のゴールデンウイークは比較的好天に恵まれ、新緑の山や、花ざかりの観光地にと楽しい時を過ごされた方々も多かったことと思います。小さな子どもたちも、家族とともに過ごす一時は貴重な思い出となったことだと思います。小さな時の記憶は消え失せていきますが、楽しかった感覚は、これから積み上げられていく経験値、幸福感の礎となるものと思います。

 

恐ろしい震災が、またも起こりました。そして今もなかなか終息へと向かう手ごたえを感じられずに、被災地の皆さんは不安な時を過ごされています。3週間前の4月14日熊本、大分地域で、最大震度7の激震が発生いたしました。なんとこれは前揺れで、本震はその2日後16日に発生し、壊れかけた家屋に追い打ちをかける激震となりました。東日本大震災から5年。まだ復興の途上にある中での地震災害。日本という国に住む我々にとって、如何に日々の生活を送ればよいのか、見せつけられた思いです。すなわち、逃れようのない地震に対し、いかに未然の備えで、被害を最小にくいとめるか、常に考えておく必要があるということです。

 

保育園は申し上げるまでもなく、昼間保護者の皆さんに変わって、幼い命を守り育てるところです。いかなる災害、事故に対しても周到な準備と計画を立てなくてはいけません。同胞保育園では、数年前に耐震工事は完成し、震度7の地震でも倒壊の心配は一応カバーされています。

 

それを機に防災委員会を職員内で立ち上げ、地震を中心に洪水等の自然災害に備えることを話し合い、備品等の充実を図ってまいりました。今回、様々なことを想定し、それらの備品を一か所に、しかも建物から離れた場所に保管することにいたしました。園庭に倉庫を設置し、防災備品を収納することにいたしました。これらの備品が役立つ時が永遠に来ないことを願うものです。物理学者の寺田寅彦先生は、「天災は忘れた頃にやってくる」とおっしゃっています。被災された皆さんの、一日も早い生活再建を祈ります。また、今一度園の防災にしっかり取り組んでまいりたいと思います。