7月号

バングラデシュ訪問記2017その1

 

 

 

 年中行事のようであり、里帰りのようである、バングラデシュ訪問を今年も果たすことが出来ました。昨年帰国後すぐに、テロ事件が起こり、次回の訪問はいつになるかなぁと思っていましたが、協力先のカウンターパートから、訪問を促すメールを受け取りました。

 

警備には万全を尽くすというメッセージに心動かされ、6月12日から19日までの予定で、今年も向かいました。ダッカ空港を出るまでは、いろいろと警備が強化されているのを感じましたが、一歩空港を出ると、いつものバングラデシュであり、ダッカでありました。

 

多くの車が車線関係なしで走り、我先にと進路を確保していく凄まじい光景は変わりませんでした。ダッカの町では出来るだけ目立たないように行動し、地方の田舎町では、大歓迎を受けました。ヤシの実ジュースは大きすぎて飲みきれませんでした。雨季の始まりの頃ですが、マンゴーは豊富でいつでも山盛り出され、少し閉口してしまいました。他にも果物は豊富です。甘いものから酸っぱいものまで、味も様々です。

 

 今回も、就学前の子ども達のための施設「プリスクール」を数多く訪問し、子ども達はもちろん、先生たちとも交流しました。

 

子ども達は、見たこともない外国人に泣き出す子どももいましたが、緊張しながらも普段のクラス風景を見せてくれました。プリスクールは、遊びを中心とした保育園と違い、読み書きを中心に学校へ進学する準備を中心にしているように思えました。現にこの施設を経験することで、就学率がアップするという話を聞きました。

 

バングラデシュは、ベンガル語の国ですが、ベンガル語とアルファベットを一緒に学んでいました。先生は本当に若くて、12歳から20歳の方たちでした。特に何かの免許が必要ということではありません。少しの研修を受ければ、すぐに現場に立つようです。

 

 

8月号

 

バングラデシュ訪問記2017その2

 

 

 

前回「プリスクール」の先生は若い人ばかりですとお伝えしましたが、まだ幼さの残る顔立ちには、責任感と自立心が感じ取れました。

 

彼女たちの境遇は、一様に厳しいものです。父親を病気で亡くし、家族の支えとなっている少女。両親とも次々と亡くし親戚に身を置く少女。皆が皆単親の、あるいは両親ともおられないという境遇でありました。

 

これは支援先のワールドコンサーンバングラデシュの戦略でもあるようです。このような境遇の少女たちに、プリスクールの先生という仕事を与え、少しでも経済的な援助を行おうとしているのです。

 

我々に託されている、保護者の皆さんを始め多くの方々から寄せられている、日本キリスト教保育所同盟のクリスマス献金は、ここで少女たちの支援にも役立てられています。

 

彼女たちと懇談をしました。将来の希望は学校の先生を目指している子が多かったですが、中にはジャーナリストになりたい子、医師を目指す子もいました。彼女達がその夢に近づくためにも、経済的な継続したさらなる支援が必要となってきます。

 

バングラデシュはイスラムの国です。イスラム教は女性に対して厳しい戒律があり、自由な職業選択はもとより、外出さえも自由にできない人がいます。以前にも書きましたが、戦前の日本のような男尊女卑に似た風潮があるように思います。そんな中でこの子たちは懸命に生きています。活動中の緊張した厳しい顔が、懇談では笑顔が見られ、支援に対しての感謝と、今後への希望期待が話され、なんとかしたいなぁという思いを抱いて村を出ました。

 

 

9月号

 

夏休みの終わり

 

 

 

いよいよ暦は9月となり、暑かった夏から解放される時期となってきました。最近では学校の夏休みは、8月の終わりを待たずに終了し、もう2学期が始まっています。授業時間数の確保が狙いではあるようですが、我々子ども時代の40日の夏休みが、今の子ども達には羨ましがられることだろうと思います。

 

夏休みに付きものなのが、どっさりの宿題でしたが、わたしは初めはしっかり計画を立てるタイプですが、それだけで満足し、計画通りに進めたことがありませんでした。

 

おかげで休み終了間際には、慌てふためいて帳尻を合わすために必死の数日を送っていました。一番大変なのは、日記と読書感想文。何日も抜けていると何をして日々を送っていたか思い出せず、その頃にやったであろうことを少し物語にして書いたこともあったように思います。天気や温度は、今のようにネットで調べることなどできず、あの手この手で調べましたが、いい加減なものであったろうと思います。

 

読書感想文は、あとがきを参考にして、読んだ気分になって何とか枚数を埋めたものです。読まれた先生は訳の分からない内容に大笑いをされたことだと想像し、お恥ずかしい限りです。

 

それでも何とか課題を提出し、2学期に突入、ホッとしていた私でした。最近の子ども達はどうなのでしょうか。休みが短くなった分、宿題など無しで思いっきりバカンスを楽しめたらいいのですがねぇ。